境内の一番奥、一段高いところに建つ、珍しい八角形の三重の塔。一見四重に見えるが、初重に見えるのは、裳階(もこし)部分で一重目ではない。
裳階は、法隆寺五重塔や薬師寺三重塔(薬師寺では各層)など多くの塔にある。塔の四面に、幅1間につけた庇状の構造物。
塔本体の構造に直接かかわらない部分。
写真:安楽寺八角三重塔
01年5月18日に訪れた。
建立年代
鎌倉時代末から南北朝時代初
1300年代(14世紀・南北朝時代)
八角三重塔婆 初重裳階(もこし)付 屋根 柿葺(こけらぶき)
所在 長野県上田市大字別所温泉2361