元興寺極楽坊 五重小塔
元興寺(極楽坊)は、興福寺・猿沢池から南側すぐのところにある。
海龍王寺五重小塔(国宝)と同様に模型的につくられた塔。実際の塔の10分の1につくられ、高さは5・5メートル。斗(ます)や肘木(ひじき)など部材の接合部など細部まで実物と同じように組み上げている。
元興寺極楽坊本堂内は、訪れた際(2000年11月26日)に撮影禁止となっていたため写真撮影することができなかった。元興寺の「拝観のしおり」に掲載されている五重小塔の写真を転載させていただいた。
写真:2000年11月26日に訪問時に入手した元興寺の「拝観のしおり」から転載した五重小塔。
制作年代 8世紀後半・天平時代末期
三間五重塔婆 屋根 本瓦形板葺
所在 奈良市中院(ちゅういん)町11