前夜の宿は、高野山・地蔵院の宿坊。金剛三昧院は宿坊から歩いて10分ほどのところにあり、早起きして小雨の中をたずねました。
小雨の早朝ということも手伝って、多宝塔はひっそりと建っていました。
多宝塔は真言宗、天台宗の興隆に沿って広くつくられるようになったと言われています。
国内最古の多宝塔は、滋賀県・石山寺。三昧院多宝塔はそれに次ぐ古い多宝塔です。
訪問 2002年8月18日訪問
写真: 金剛三昧院多宝塔 2002年8月18日 撮影 建立年代 1223年頃
三間多宝塔 屋根 檜皮葺
高野山メイン通りは、両側にお寺が軒を連ね、一般の街並みとは全く違う雰囲気でした。金剛三昧院はその中の一のお寺でした。