瑠璃光寺五重塔は、国宝の塔としては国内最西端に位置する塔です。横浜からは一番遠い塔でした。
境内が香山公園と言われる、ゆったりとした境内、池のあるよく手入れされた庭園の中に建つ大きく、美しい塔です。
瑠璃光寺五重塔は、法隆寺五重塔、醍醐寺五重塔と並び日本三名塔のひとつと言われている。
境内に瑠璃光寺資料館があり、ここには瑠璃光寺五重塔の15分の1の模型をはじめ全国55基の五重塔の模型と資料が一堂に集められている。
ごく最近(2010年6月1日付け「朝日」)この5層目にムササビ?が巣を作り桧皮葺屋根に穴が開けられたとの報道があり、五重塔の全体写真が掲載され紙上でお目にかかることができた。
訪問 2004年12月23日
写真: 瑠璃光寺五重塔 2004年12月23日撮影
建立年代 1442年
三間五重塔婆 屋根 檜皮葺
所在 山口県山口市香山町7-1
「国宝の塔30基を訪ねて」最終回にあたって
なお、シリーズで掲載してきた「国宝の塔30期を訪ねて」は、北端の山形県・羽黒山五重塔から始めて、本州を南西に移動し紹介してきました。西端の瑠璃光寺五重塔が30基目、最終回です。
私は、「国宝の塔めぐり」の2順目を羽黒山五重塔をスタートに開始しています。次は、今回の「シリーズ」を、追加、補充できるように取り組みたいと思います。